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移動平均線

移動平均線

移動平均は、時系列データ(より一般的には時系列に限らず系列データ)を平滑化する手法である。大きく分けて、単純移動平均と加重移動平均と指数平滑移動平均の3種類がある。移動平均線を使った投資法についてはグランヴィルの法則を参照。

単純移動平均(Simple Moving Average; SMA)は、直近の n 個のデータの重み付けのない単純な平均である。n日間の終値の単純移動平均とは、直近のn日間の終値の平均である。
単純移動平均線=(n日間の終値の和)÷n
テクニカル分析では様々な n の値が良く使われる(5日、50日、200日、13週、26週など)。期間は注目している動きの種類を選択する。すなわち短期間の動きなのか、中期間の動きなのか、長期間の動きなのかによる。移動平均線は、市場が上昇トレンドではサポートとして働き、下降トレンドではレジスタンスとして働く傾向がある。

加重移動平均(Weighted Moving Average; WMA)
テクニカル分析における加重移動平均は、直近の価格に近いものほど重要度を大きくし一定期間(n日)を平均したもので、n日間のWMAでは、最も現在に近い日の重みを n とし、その前日を n-1、n-2・・・などと重みを減らしていって、最終的に0にする。
単純移動平均に比べ新しい価格に対して感応度が高くなる。n=5日とすると、計算式は以下の通り。
加重移動平均線=(5×当日終値+4×前日終値+3×2日前終値+2×3日前終値+1×4日前終値)÷(5+4+3+2+1)

指数加重移動平均(Exponentially Weighted Moving Average; EMA )は、指数関数的に古いデータの重み付けを減少させる。重み付けの減少度合いは 0 と 1 の間の値をとる「平滑化係数」の定数 α で決定される。(参照
α=2÷(n+1)、前日の指数平滑平均をYestとすると計算式は以下の通りになる。
指数移動平均線=Yest+α(当日終値-Yest)

下図は3種類の移動平均線の50日線と200日線を描画したもの。比較すると価格感応度の違いが見て取れる。    

期間による分類と特徴
短期線は中期線に比べて価格に対する感応度が高く、同じことが中期線と長期線の関係においても言える。短期線は価格の変化に敏感な為に価格との位置関係の転換が早く、反対に長期線は価格の一時的な上下動に影響されにくい為に大勢の基調を把握し易い特徴がある。
これらの特徴を生かして投資タイミングを計る必要がある。

一般的に使用されることが多い期間で分類

短期線 5日 20日 25日 4週 5週  
中期線  50日 75日 100日 13週 
長期線  150日 200日 26週 52週 

ゴールデン・クロスとデッド・クロス

移動平均線を使う場合に見るべきポイントは、移動平均線の方向と各移動平均線の位置関係である。グランヴィルによれば広義において、短期の移動平均線が中期・長期の移動平均線を下から上に抜くことをゴールデン・クロスとして買いシグナル、反対に短期線が中期・長期線を上から下に抜くことをデッド・クロスとして売りシグナルとする。狭義では、ゴールデン・クロスしても中期・長期線が下向きならば買いシグナルとせず、デッド・クロスしても中期・長期線が上向きならば売りシグナルとしない。

下図は、単純移動平均線5・25、指数移動平均線75・200の日足チャートである。
簡略表記は5SMA・25SMA・75EMA・200EMAとなる。
長期の移動平均線は短期の移動平均線よりも支持力・抵抗力が強く、角度が急な線は緩やかな線よりも支持力・抵抗力が強い。
2月後半に5SMAと25SMAがゴールデン・クロス、3月中頃を過ぎた辺りで25SMAと75EMAがゴールデン・クロス、3月終わり頃に5SMAと200EMAがゴールデン・クロスしている。
4月に入り200EMAが緩やかに上昇し始めている。全ての移動平均線が上を向いておりトレンドの強い状態にある。

「順のパターン」と「逆のパターン」
移動平均線が上から短期・中期・長期の順に位置し、全てが上向きの状態を「順のパターン」と呼び、強い上昇トレンドを意味する。反対に移動平均線が下から短期・中期・長期の順に位置し、全てが下向きの状態を「逆のパターン」と呼ぶ。
下図では現在、200EMAを除いて「順のパターン」にあり、中期の強気状態であると言える。


移動平均線と価格の乖離
価格は移動平均線から上方または下方に大幅に乖離すると、やがて移動平均線まで修整されるという習性がある。

下図は、NYダウの日足チャートです。
09年3月6日6469.95ドルの底と200日移動平均線に大きな下方乖離が見られます。
ここを底に上昇しています。
直近では下向きの200日移動平均線と価格が同じ水準にあります。

200日移動平均線
200日移動平均線は日足チャートの長期トレンドを見る場合にトレンドの分岐線となる重要な指標です。
価格が200日線を上抜いて200日線が下値の支持に変われば相場の好転を示します。
ただし200日線の方向が重要で、上に向けばなお安心感が増します。

NYダウ